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中国の人民元が国際通貨基金の特別引出権(SDR)を獲得 [経済問題]

中国の人民元が国際通貨基金の特別引出権(SDR)を獲得
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中国の人民元がついに主要通貨に認められました。これによって日本が世界通貨で中国の後塵を廃する地位になるといいますから、なんとなくしっくりしない気持ちです。

中国はこれまで人民元を市場の原理に委ねることなく、政府がかなりコントロールしてきた通貨ですし、アメリカ、欧州、イギリス、日本といった資本主義国とはちょっと取り扱いが違っていたような気がしていました。

しかし、IMF(国際通貨基金)の理事会の協議で、中国の人民元を来年お10月から国際主要通貨として取り扱うと決めたといいますから、それはそれで、良いのでしょう。

中国としては人民元が国際通貨としてのお墨付きを得たわけですから、それはもう喜んでいることでしょう。
中国としては、経済的にも世界2位までのし上がってきたことだし、貿易はもとより金融面でも大きな影響力を行使したいと願っていたわけですからね。

SDR(特別引出権)というのは、IMFが加盟国に配分している仮想通貨のことで、加盟国が経済危機などに陥った時には、他の国々から主要通貨を仮想通貨との交換によって融通してもらうことができる権利であるということですが、IMFのSDRの割当がドル41・73%、ユーロ30・93%、元10・92%、円8・33%、ポンド8・09%の割合で反映される事になるといいます。

それで日本の円が、中国の人民元に遅れを取って4位となったというわけです。

いずれにしても中国はこれまで人民元に対して取ってきた国家的規制がしづらくなるわけです。
その事自体は良いことですが、東南アジアの貿易をめぐっては日本の円との競合がさけられないだろうとの見方が多くなっています。




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