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長谷川智恵子氏障害者差別発言を撤回 [社会問題]

長谷川智恵子氏障害者差別発言を撤回

茨城県の教育委員を務める長谷川智恵子氏は、18日開催の茨城県総合教育会議の席上で、「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかるようにできないのか」「茨城県では減らしていける方向になったらいい」などと発言したことについて、障害者や障がい児を持つ親などに対して著しい苦痛を感じさせるものです。

妊娠をした後に、その子に障害があることがわかったとしても、その生命は、この世に生を受けるものとして、人間社会において等しく扱われなければなりません。

昔の日本においても、神かくしなどの名において障がい児を捨てたり、あるいは、ナチスドイツのように、戦争遂行に邪魔になるというので、ユダヤ人をガス室で大量虐殺する前に、何万人者知的障害者などをガス室に送って虐殺した歴史がありますが、そもそも障がい児は社会にとって不要のものという考えそのものが差別意識の根源にあるのではないでしょうか。

妊娠初期で障がい児とわかったら茨城県として減らしたほうが良いという教育会議での発言は、教育会にあるものとして許されざる者ではないでしょうか。

長谷川智恵子氏は、その後次のようなコメントを発表しました。
長谷川智恵子.jpg
-----ここから
 この度の私の総合教育会議での発言により、障害のある方やご家族を含め、数多くの方々に多大なる苦痛を与えましたことに、心からお詫(わ)びを申し上げますとともに発言を撤回させていただきます。  言葉足らずの部分がありましたが、決して障害のある方を差別する気持ちで述べたものではありません。反対に、生徒さん達の作品を拝見し、多様な才能をお持ちでいることも理解しており、美術の世界で、もっとお手伝いができるのではないかと思いました。また、生まれてきた子どもたちの命は全て大切なものであると考えております。  今後は、教育委員として今まで以上に研鑽(けんさん)を積み、よりよい茨城の教育の推進のために微力ながら力を尽くしてまいりたいと考えております。

----ここまで

この発言でも、障がいを持ったものの美術的能力や個性が、社会に一定の貢献をするという側面が強調されており、障がい児として生まれた命の尊さを社会的平等の観点で受け止められていないような気がします。

障がい児は人口の数%の確率で必ず生まれてくるものです。
たまたま、健常者は障がい児として生まれてこなかっただけなのです。

授かった命を社会的に処理しようとする考えは、自然の理に逆らうものだと思います。


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